「働けど働けど」ワーキングプアがブラック企業を脱出する日

日本よ、これがワーキングプアだ!

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こんにちは。転職アドバイザーの鮫島です。

唐突な質問ですが・・・みなさんは、何のために仕事をしていますか?

  • 生活のため
  • 家族を養うため
  • 趣味を楽しむため
  • 生きがいを感じるため

みなさんそれぞれ、色んな理由があって働いているんだと思いますが、
すぐ「〜のため」と出てきましたか?

何のために働くのか、わたくし自身も、ハッキリとした答えはまだ見つけていません。

ブラック企業、ワーキングプアを脱出した、私の今のライフワークは、
転職希望者のカウンセリングを行いながら、
転職や起業のアドバイスをすること。

今の仕事にやりがいを感じ、生活を十分に回すだけの収入があって、
少しですが、趣味に時間とお金を費やすことができている今、
「生きている」実感が持てています。

しかし、そんな私もブラック企業に勤めていた頃は、
「なんのために仕事をしているのか」
空虚な思いを抱えていました。

とにかく虚しい・・・生きているだけで疲れる。

もちろん、生活のためにお金を貰うことが目的だったので、
「お金を稼ぐため」というだけで、十分「働く動機」になっていたはずなのに・・・

その、「生きていること」「生活すること」にさえ疲れてしまった時期がありました。

ブラック企業はワーキングプア製造工場

ワーキングプア製造工場
最近、 20代や30代の若者世代にワーキングプアが増えているそうです。

実は、わたくし鮫島も、かつてはブラック企業で働く「ヤングワーキングプア」でした。

労働の対価である「賃金」は
生活費や、奨学金の返済分を払うとほとんど残らず。

働けど働けど  なお
                   我が生活楽にならざり・・・

石川啄木の詠が沁みる。

リア充とはほど遠い、暗く湿った生活。

たまの休みにはぐったりして、
何もやる気がおきませんでした。

残業や日々の労働の疲れから、無気力になっていたのです。

20代の旬な時期でしたが、友人の誘いも断り、全く遊ばず、周囲とも疎遠になりました。

趣味のバイクも、メンテナンスする時間がない。乗る気力すらない。

漫画やゲームみたいな、インドアな娯楽さえ楽しめなくて辛かった。

仕事自体も、淡々と目の前のことをこなすだけで
社会の歯車として何を担っているのかわからず、全然楽しくない。

そんな達成感や満足度の乏しさから、
仕事に対する情熱は冷え固まっていました。

これがブラック企業の功罪だ

私は、今までにないほど心身をむしばんだ経験をし、
立ち直るのに時間がかかりました。

しかしこの経験は、真剣にブラック企業について考えるようになったキッカケでもあります。

ブラック企業とは、人間らしく生きることを否定するかのように従業員を酷使する非情な会社

こう認識していましたが、これは、単なる個人レベルの問題ではないのです。

ブラック企業が日本を支える?いいえ破壊しています

こんな一説もあります。

「自己犠牲を厭わず、企業のために献身的に働く」
そんなブラック企業の従業員が日本経済を支えている。

震えが止まりません。
あなたの犠牲の上に、人の幸せが成り立っているなんて。

あなたが許しても、私が許しません。

ブラック企業は格差社会の象徴

格差が広がる日本で、
ブラック企業の従業員は「底辺層」にいると言っても過言ではありません。

底辺の人がいるからこそ、人を安く使う企業は儲け

一部の人間だけが甘い汁を吸う。

底辺の人がいるからこそ、上層にいる人間が贅沢な生活を送ることができる。

こんな社会の構造が成り立っているのです。

しかし、その富裕層はしっかりと下層の人間に還元しているのでしょうか?

いいえ、違います。

富裕層は、外車に乗り、家には輸入した家具を置きます。
海外のブランド服を身につけて、海外旅行に行きます。

さらに自己中心的な金の亡者は、海外に資産を隠し、
日本に納める税金をなるべく少なくしようとしています。

ブラック企業以外ではたらくという自由

あなたの人生は、あなた以外の誰のものでもありません。

「給与を貰っている分、会社に還元しなくちゃ」

そんな想いで働く、真面目で、誠実な心を持った人が損をする社会。

そろそろ終わりにしませんか?

自分だけが我慢すればいい。

そう考えているなら、それは間違いです。

あなたが耐えているその先に、
同じように耐えることを強いられた労働者がいます。

ブラック企業の経営者は、こう言うのです。

「見ろ、あんなに企業に尽くす人材が居るんだ。お前も会社に尽くせ」

あなたは、そのブラック企業に人生を捧げるのですか?

今、自由になるためにあなたが立ち上がらなければいけません。

いつか良くなる
いつか抜け出そう

そんな希望を打ち砕くように、ブラック企業はどんどん
あなたの人生を搾取していくでしょう。

ブラック企業を抜け出すなら好景気の今がチャンス

ブラック企業を抜け出すには、景気が回復しつつある今がチャンスです。

世間はやれ、東京オリンピックだ、やれ、TPPだと盛り上がっていますが、
実際に景気が上がり調子なのは、もう数年程度でしょう。

オリンピックロスや、TPPが与える一次産業への影響が日本を襲います。
上昇しきった後には、急激な下降がある。

これがバイオリズムの原則です。

残念なお知らせですが、遠くない将来、
坂道を転げおちるような不景気時代が訪れる・・・
このままではそんな可能性がとても高いです。

景気が上向きな今は、サービスや製品に対する需要が増加しているため、
業務量が多くなり、それにともない、人材の確保が急務になっています。

正しい経営をされている企業であれば、
人材がいかに貴重で、重要なものか心得ています。

人材の流出を防ぎ、新しい人材を育てるために、
しっかり労働環境、労働条件を整えているのです。

そんな健全な企業へ転職する機会がきました。

つまり、「ブラック企業からの脱出」を測るなら、今しかないのです。

転職したいキモチの根底にあるもの

冒頭にも説明しましたが、
私は現在、転職アドバイザーとしてフリーで仕事をしています。

クライエント(転職希望者)との対話の中には、
いつも「はたらく事への疑問」に満ち溢れています。

今の自分は、何のために働いているのか?

私もかつて抱えていた疑問です。

みなさん、「なんのために働くのか」というビジョンが曖昧で、
芯に抱えている欲求に、自分自身で気づかない方が多いです。

だから、何のために転職するのかさえ、霞んでしまうのです。

人は何のために働けばよいのか

何のために働けば良いのか?

あなたは、あなた自身の人生のために働くべきです。

しかし同時に、企業のために働くことや、
社会のために働いていることも、意識してみてください。

もちろん、ブラック企業ではない健全な企業に対してですよ。

誰かの役に立ちたい

みなさんが心の奥底に抱えている欲求は、そんな想いではありませんか?

社会貢献という「働く動機」

企業にとっても、労働者にとっても
共に望む姿を実現できること
それがベストな労使関係だと、私は考えています。

企業は、企業の持つ経営資源をフル活用し、利潤を求め社会に還元する

労働者は、社会に貢献しながら、自己の理想とするワークスタイル・ライフスタイルを実現する

社会に貢献しながら、自分らしい人生を送るために働く・・・

そんな良い循環を築けるのは、ブラック企業を脱出してからの話です。

ブラック企業を脱出し、価値のある人生を

ブラック企業を脱出する
最後に、価値のある人生とは何か・・・

きっと、唯一無二の答えなんてありません。

ただ、価値のある人生とは、自分の「今」に満足できる人生
と同意義ではないでしょうか?

誰かを羨んだり、比べたりすることは無意味です。
自分のモノサシで、自分の人生の価値を決めましょう。

あなたのモノサシで測った時、そこがブラック企業なら、
間違いなくその会社は「ブラック企業」なのです。

気づいた時点で、ブラック企業で消耗する人生を終わりにしなければなりません。

まとめ

本当に価値のある人生を送りたいなら、

年収や肩書き、そういう概念を拭い去って、ただ今を感じて楽しむこと。

働く対価として「賃金」だけでなく、
「成長」や「余裕」などのお金には代えられない価値のあるものを得られる仕事をすれば、
ワーキングプアから必ず脱出できます。

私、これが多くの企業を渡り歩いてきた鮫島が導き出した答えです。

みなさんに、考えを押し付ける気はありません。

ただ、自分の心が求めるものに(道徳的な範囲で)素直に生きることを推奨しています。

「もっともっとお金が欲しい!」
「もっと知識やスキルを身につけて独立したい!」

などなど、あなたに願いがあるなら、その願いを叶えるために動き出せばいいのです。

「ワーキングプアから脱出したい」そう思うことができる人なら、必ずワーキングプア、またまたブラック企業からも脱出できます。

あとがき

わたくし鮫島は、まだまだヒヨっ子の転職アドバイザーです。
これからも、人との対話の中で「価値」について考えてみたいと思います。

みなさんにとって「価値のある人生」とはどんな人生ですか?

もし、答えが見つかっているなら、鮫島にもこっそり教えて下さいね!

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ABOUTこの記事をかいた人

86年生まれ、ギリギリ「ゆとりない世代」です(人-ω-) ブラック企業10社、ホワイト企業4社を渡り歩いてきた末、そのキャリアを活かし「転職アドバイザー」としてカウンセリングを行っています。 また、経営者への雇用アドバイスも行っており、労働者と経営者、双方にとって利益のある「働き方」を研究しています。尊敬するビジネスパースンは「ジェイソン・デイヴィッド・ダニエルソン氏」