監視カメラや盗聴器はありなの!?ブラック企業の定義

ブラック企業の従業員監視

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こんにちは「ブラック企業被害者の会」講師の川尻浩作です。

「あなたは会社に監視されてませんか?」

  • 仕事中トイレに行くと「サボるな!」
  • 休憩時間が1分でもすぎると「早く働け!」
  • 影で上司や社長の悪口を言えば盗聴器で全て筒抜け
  • パソコンの閲覧履歴やメール履歴も遠隔操作
  • 外出先では携帯電話のGPSによる監視

僕が務めていたブラック企業はタイムカードもなく勤怠管理をろくにしない会社でしたが、監視カメラと盗聴器、パソコンのメール履歴チェックソフトにより従業員の監視は徹底的に行われていました…

監視・盗聴はブラック企業の定義に存在しない!?

ブラック企業の定義
厚生労働省は、2013年9月より異常に高い離職率や長時間労働で労働基準法違反の疑いがある全国約4,000社に対し実態調査を行い、重大かつ悪質な違反や改善がみられない企業の社名や違反内容を公表すると発表。

ブラック企業撲滅へ向けて国が重い腰を上げたんですよね。しかし、厚生労働省はブラック企業について定義を避けているんです。参照:厚生労働省HP「ブラック企業ってどんな会社なの?

まぁ、国が正式に「こういうのがブラック企業だよ」って言っちゃうと何かと問題があるのでしょう。その結果、「一般的な特徴として…」と前置きしてブラック企業を定義したフリをしています。

  1. 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  2. 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  3. このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

それっぽい事が書かれてますが「長時間て何時間?」「意識が低いラインはどこから?」って思いますよね。

僕が体験した監視カメラ、盗聴器、パソコン監視などは、結果的に「ノルマ、パワハラ、過度の選別」になりますが、直接の因果関係は証明できません。

明確に定義されてないので盗聴・監視を受けても厚生労働省 労働局 労働基準監督署は僕らを守ってくれないんです。ブラック企業からの盗聴・監視は、あなた自身で対処しなければなりませんよ。

ブラック企業による従業員ハイテク監視方法

テクノロジーの発達で便利な世の中になりましたね。ブラック企業が従業員を監視する方法も簡単で便利に進化をとげています。そんなハイテク監視方法をご紹介!

盗聴器

ブラック企業の従業員盗聴

従業員監視の王道アイテム「盗聴器」はいまや1,000円程度から手に入る時代。僕の前職ではコンセント内臓型でFM電波を飛ばす古いタイプを使ってました。「盗聴発見器」も楽天やアマゾンで気軽に買えますよ!

しかし、ボイスレコーダーやスマホの録音機能、パソコンで録音などされたら発見は不可能!もしも見つかっても何とでも言い逃れできますしね。社内では本音で会話できない!

監視カメラ

ブラック企業の監視カメラ

防犯や異常発見の名目で取り付けられた監視カメラは従業員を監視するためのもの。マイク付きで低価格のカメラやインターネットでどこからでも見れる高性能タイプもあります。

堂々と設置されても1日中見られてては精神的にも苦痛。むしろ監獄ですよね。盗撮パターンもあるので要注意、上司のお茶に鼻くそ入れたらバレちゃいますから!

パソコン監視ソフト

ブラック企業の従業員PC監視

今流行りなのが従業員のパソコンを監視するソフト。社内のあなたのパソコン操作が全部つつぬけになるんです。メール送受信、ネット閲覧、入力文字、ダウンロード…何時何分に何をしたか全部ですよ全部。

履歴を消しても無駄です、だってそのための監視ソフトだから。今もリアルタイムで上司や経営者がチェックしているかも!エロサイトやショッピングサイト見てサボれませんね…

一番やっかいなのが、自分のパソコンに監視ソフトがインストールされているかすらわからないこと。誰かチェック方法わかれば教えてくださいね。

携帯電話監視アプリ

ブラック企業の携帯電話監視

携帯電話にも監視アプリがありますよ。会社から支給された携帯のGPS機能で追跡されてませんか?もちろん、保存している写真からメール送受信や電話の履歴もバレます。

バッテリー外しちゃえば逃げ切れるかな?

まとめ

従業員を1分1秒たりともサボらせないため、会社にとっての危険因子を早期発見/排除するために行っている従業員の監視。

人道的に間違っているとはいえブラック企業は平気で監視してきます。監視は無料から月数万円の方法までさまざまあり、すべてを防御するのは不可能でしょう。

「盗聴・監視はブラック企業ですよ」って定義されてればいいんですが、今のことろは退職時に不利にならないように勤務中は身をひそめ、ホワイト企業への転職を確実に成功させるのがベストですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

1981年生まれ。 12年のブラック企業勤務を経て、「ブラック企業被害者の会」の講師に認定される。現在は、自分と同じ過ちを繰り返してほしくないとの信念をかかげ、勢力的に講演活動を行う。熱い言葉の中にブラックジョークが散りばめられた語りは20代の若者に人気。一女一男の父。