ブラック企業が淘汰される時代マダ?ブラック企業の将来性

ブラック企業が淘汰される時代を海辺で待ち焦がれている男

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こんにちは!転職アドバイザーの鮫島です!
「就職したらそこはブラックだった」
そんな話を聞いた事はありませんか?

私鮫島は、転職アドバイザーとしての活動を通じて、
「就職したらブラックだった!」
という就活しくじり話をたくさん伺います。

なかには、「それはブラックとは言えないよ・・・」という欲張りな転職希望者もいらっしゃいますが、
「自分がブラックだと感じたら、それはブラックなんだ!」という考えは理解できます。

わたしたち人間の多様な価値観、個性、適性。それを活かすことが、社会全体を活性化させるために必要なこと。

被雇用者にとってブラック企業とは、その真逆を行く企業なんだと私は考えています。

ということで!
価値観を歪め、個性を否定し、適性を勘違いしている「ブラック企業」は、なぜ存在するのか?淘汰される時代は来るのか?

今回はその答えを探るため「ブラック企業」の歴史を振り返ってみることにしました!

ブラック起業とはなんぞや?時代とともに変わる価値観

実は、ブラック企業は古くからありました。

が、昔は今とは違う認識をされていたようです。

昔のブラック企業の定義

暴力団など反社会的団体と繋がっている違法行為を常態化させたフロント企業であり、名実共に危険なもの

という位置づけでした。昔はね。

しかし、近年インターネットの普及と共に「働き方」に関する議論が活発化し、時代と共に「ブラック企業」の定義が変わってきました。

現在のブラック企業の定義

労働基準法などを無視し、従業員の私生活に影響を与えるほどの長時間労働を強要、最終的に使い捨てる企業

と、今の時代ではこのように認識されています。

現代に巣食う「ブラック企業」の実態

現代にはびこるブラック企業で命を削るブラック社員と心配する女性社員
現代版ブラック企業とは、どんな企業か?

その実態は、みなさんの認識と相違ありません。

ブラック企業は、主に新規に正規採用した若者を対象に、業務で酷使して使いつぶします。

今では非正規労働者であるバイトを酷使するブラックバイトも社会問題となっています。

身近に潜むブラック企業の問題を、このまま放置していたら将来どうなるのか・・・。

ブラック企業に居続けたらどうなる?

ブラック企業と呼ばれる悪質な企業は、雇用状況が変化する中で発生したものですが、バブル景気の崩壊後から残業や休日出勤は当たり前という企業もありました。

昔であれば、これらの企業ではそれに見合う賃金、終身雇用など日本型企業特有の企業福祉が保証されていました。

一方、現代のブラック企業では「身を粉にして」働いても、見返りはありません。

社会現象としての「ブラック企業」

社会問題として表面化したのは、被害者とも言える若者世代にSNSが浸透し、被害が露出する機会が増えたことにあります。

これからの時代を担う若者の意見や主張も、ツイッターで見かけるのですが、
このような意見こそ、大人(特に政治家)に見てもらいたいですね。

また、2009年に公開された小池徹平さん主演の映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」で一気に「ブラック企業」というワードが浸透し、社会現象になりました。

「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」

公開:2009年11月21日

監督: 佐藤祐市

出演:小池 鉄平・品川 祐・マイコ・田辺 誠一・田中 圭

「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」のストーリーは、2ちゃんねるのとあるスレッドに書き込まれた一連の内容をもとに構成されています。

先に書籍化され、後に映画化した「電車男」と同じパターンで世に広まったのですね。

「便所の落書き」と称されるネット掲示板の書き込みが、ブラック企業戦士の共感を得て、社会に羽ばたいたのです。

時代は、「便所の落書き」に大きな影響力があることを証明しました。

ブラック企業は就職氷河期の負の遺産なのか?

就職氷河期には内定が取れず就活が終わらない学生が少なくありませんでした。

ブラック企業ではそのような学生を採用し、使い捨てにする傾向が定着しました。

入社後は企業利益を最優先として厳しいノルマや長時間労働やサービス残業、到底達成できないノルマを強要し、
いずれ身体的、精神的に疲労し自ら辞めたいと考えるように仕向けます。

「人を、人とも捉えない」ブラック企業の本質が成せる技ですね。

ブラック企業を撲滅するにはどうすれば!?

ブラック企業を撲滅させようという動きが近年ネットを中心に活発化しています。

従業員に対して過度な労働の強要やなどが行われているとされ、問題視されている企業の頂点を決める「ブラック企業大賞」をご存知ですか?

「ブラック企業大賞」の企画は2012年より例年行われています。

受賞名は大賞以外にも「市民賞」や「業界賞」、「ありえないで賞」などがあり、受賞名は毎回変わっています。

運営主体は「ブラック企業大賞企画委員会」です。ブラック企業を問題視する弁護士や大学教授らで構成されていて、かなり信頼できる組織ですね。

書籍も出版されています。

↓最新のブラック企業についてのランキングなどはこちら↓

ブラック企業ランキング2015 大賞&ノミネート企業一覧

2016.06.17

ブラック企業の今までとこれからについて、まとめ

これから就活を始める方、ブラック企業に勤めたことのある方、現在ブラック企業にお勤めの方・・・

みなさんは、ブラック企業が淘汰され、消え失せる時代は来ると思いますか?

わたしからは、月並みなことしか言えませんが・・・

ブラック企業を撲滅するには、わたしたち一人一人が立ち上がり、声を上げる必要があります。

あなたはブラック企業に勤め、ブラック経営者に搾取されたまま、人生を終えるのですか?

それが嫌だというのなら、今すぐできることから始めていきましょう。

例えば・・・

  • 転職をするために履歴書を買いに行く
  • 転職するために、履歴書のフォーマットをダウンロードする
  • 無料の転職エージェントへ登録する
  • 転職に有利な資格を探す

などなど・・・・

今すぐ、何でもいいのでキッカケとなる行動をはじめてみましょう!

(ちなみに私はいつも「履歴書のフォーマットをDLすること」からはじめていました。)

今すぐ行動できた人だけが、明るい未来を描けます。

今日からブラック企業脱出のシナリオが幕を開けるのです。胸を張っていきましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

86年生まれ、ギリギリ「ゆとりない世代」です(人-ω-) ブラック企業10社、ホワイト企業4社を渡り歩いてきた末、そのキャリアを活かし「転職アドバイザー」としてカウンセリングを行っています。 また、経営者への雇用アドバイスも行っており、労働者と経営者、双方にとって利益のある「働き方」を研究しています。尊敬するビジネスパースンは「ジェイソン・デイヴィッド・ダニエルソン氏」