僕が体験したブラック企業7つの特徴

ブラック企業の特徴7つ

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こんにちは「ブラック企業被害者の会」講師の川尻浩作です。

「この会社ヤバくない?」

そう感じているあなた!その会社はブラック企業かもしれませんよ。ここでは僕が9年間勤務したブラック企業の特徴7つをご紹介します。ひとつでも当てはまればブラックかも!?

ブラック企業の特徴1
従業員は使い捨て

社員は使い捨て

「お前たちは使い捨てだ!」

ある年の忘年会の席で、社長や上司のご機嫌取りのためお酌して回るヒラ社員に対し、社長がハッキリと吐いた言葉です。

これほどわかりやすい特徴はあるでしょうか?

会社にとって従業員はただの消耗品。使えなくなったら新しいのと交換するだけなんですね。

  • 従業員=人間
  • 従業員=消耗品

僕が勤務したブラック企業では、仕事ができない従業員、反抗的な従業員は自己都合で辞めさせるように組織ぐるみでパワハラやいじめが横行していました。

このターゲットを決めるのは、月一程度で行われる臨時の幹部会議。幹部連中は常日頃から従業員を監視し、会議のネタ探しに没頭していました。

辞めさせる従業員が決定されると、ネタを提供した幹部が評価されるバカげたシステムが確立されていたんです。

ブラック企業の特徴2
常に社員の募集をしている

常に求人を出す会社

僕が務めたブラック企業は消耗品の在庫を切らさないようにハローワークで常に求人募集をしていました。ただでさえ求人が少ない田舎では簡単に消耗品を確保できるからです。

外部の人間には社内事情などわからないから被害者候補が続々と面接に来ます。

ちなみに、僕のブラック企業はハローワークのブラックリストに載っていたようです。常に求人募集していて、異常に退職率が高いので当然ですよね。

僕がまだ在職中で、転職を考えハローワークに相談に行くと…

「今どこで働いてるの?」
「(株)ブラックプロダクツです」
「あー、なるほど…」

会社名を言うだけで、すべてが伝わるほど立派なブラック企業に成長していました。

ブラック企業の特徴3
拘束時間がとにかく長い

仕事の拘束時間

17時30分定時なのに20時前に帰ると白い目で見られます。ブラック企業に洗脳された従業員らは毎日深夜1時に帰宅していました。

しかも、年間休日数は87日。最低ライン85日を違反しないように上手に設定してあります。会社にとっては、月給制なので休みは少ない方がいいですからね。

しかし、休日出勤はさせないのも特徴です。なぜなら、休日出勤手当を払いたくないから。どうしても休日出勤が必要なときは税金対策でしょうか?5,000円の現金を手渡しという意味不明なことをしていました。

おバカな従業員は現金を直接もらえるのでウキウキでしたが、時給計算するとたったの625円という事実に気が付いていないようでした。

ブラック企業の特徴4
給料が安く、昇給はしない

日本よ、これがワーキングプアだ!

僕が勤務していたブラック企業には「昇給」という言葉は存在しませんでした。ブラック企業の特徴ですよね。

新卒、中途問わず、月給138,000円で現在もハローワークで募集しております。もちろん昇給しませんので、5年、10年経ってもお給料はかわりません。

「頑張れば給料を上げてやる!」って言葉は安易に信用してはダメですよ。若いときは良くても、家庭を持ったら生活は苦しく転職すらできない悲惨な状況になりますから。

ブラック企業の特徴5
残業代が月30時間以上は出ない

現金現金とうるさくなる

「でも残業代で稼げば」って甘い考えもできません。なぜなら月30時間までしか残業は認められないからです。(当然、労働基準法違反になります)

しかも、17時30分定時~18時までの30分はなぜか残業代を請求できない「空白の30分」が存在していました。

時間外労働を100時間しても200時間しても、残業代として支払われるのは30時間分だけ。ブラック企業の特徴であるサービス残業ですね。

ある日、内部告発した従業員がいて、労働監督署が監査に訪れたのですが、偽物の労働時間管理表を提示して事なきを得ました。こんなことを平然とやってのけるのがブラック企業の特徴です。

ブラック企業の特徴6
上司や経営陣の頭が悪い

民法と就業規則の関係

僕が務めたブラック企業の上司や社長はとにかく頭が悪かったんです。

だって、「会議の議題は何にしましょう?」っていう会議をしてるんですよ…

その他にも、無謀な新規参入、何をやっても続かない、私利私欲、横領、パワハラ、セクハラ…キリがないので僕のブラック企業体験談をご覧ください。

パワハラ実例紹介!僕が9年間働いたブラック企業体験談

2016.06.17

ブラック企業の特徴7
宗教的社風

洗脳する教祖様

僕の偏見ですが、ブラック企業の経営者は急にお金持ちになると

  1. 身の回りの贅沢品を買いあさる
  2. 高級車や家を買う
  3. お金の使い道がなくなる
    (従業員にはやりたくない)
  4. 宗教にはまる

僕の偏見です。決して宗教批判しているわけではありませんが、読み飛ばしていただいても構いません。

僕が務めたブラック企業では月に1回「心の勉強会」のようなものが開催されていました。「自分の欲を抑え、相手を思いやる」的な内容なんですが、この勉強会の講師(教祖)様にこれまで1億円以上支払っています。

欲の塊である教祖様に洗脳された社長は、教祖様が言うことは絶対

教祖様がボーナスを出すなと言えばボーナスなしになり、従業員の給料カット、反発した従業員の解雇、会社の忘年会会場を高級ホテルに指定…etc。講師料月100万円以外に、会社の金を湯水のごとく使います。

ブラック企業がブラック宗教にはまるのも特徴ですかね?

まとめ

僕が9年間勤務したブラック企業の特徴をお伝えしましたが、こんな会社ではやはり離職率が異常に高くなるんです。最大で年間22名が退職し、消耗品には送別会すらありません。

「過労死で亡くなる人がいる会社より環境に恵まれてる」なんて思っちゃダメです。いくら頑張ってもブラック企業はあなたを人間として扱ってくれませんよ。

使えなくなったら交換するだけの消耗品を守ったり、助けたりする必要はないですからね。

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ABOUTこの記事をかいた人

1981年生まれ。 12年のブラック企業勤務を経て、「ブラック企業被害者の会」の講師に認定される。現在は、自分と同じ過ちを繰り返してほしくないとの信念をかかげ、勢力的に講演活動を行う。熱い言葉の中にブラックジョークが散りばめられた語りは20代の若者に人気。一女一男の父。