この記事は2016年11月3日(木)に加筆・更新しました。
こんにちは!転職アドバイザーの鮫島です。
ブラック企業の特徴を調べているそこのあなた!
ブラック企業の新基準を知っていますか?
世の中には、末端の従業員を酷使する残念な会社が沢山存在します。
疲れ切った心と体で、転職をするための気力もなくなる。
そして限界まで追い詰められ、いつしか「全て終わりにして苦しみを断とう」なんて意識するように・・・
こんなループにはまり、文字どおり「死ぬ気」で働かせる企業には、絶対に「あなたの貴重な労働力」を提供してはいけません。
しかし、些細なことで「ブラック企業だ!」なんて言って避けていたら、転職、就職活動の幅が狭まってしまいます。
今回は、皆さんがブラック企業をしっかり見極めるために、
「これぞ真のブラック企業」と呼ぶにふさわしいブラック企業の特徴2016年版を紹介します。
↓「ハローワークや求人サイトでブラック企業を見分ける方法」も併せてご覧ください。↓
ブラック企業の特徴
ブラック企業の特徴を「これぞ」という7つに厳選して紹介します。
ブラック企業の特徴その1「給料が安い・低賃金」
- 基本給が安い
- ボーナスが出ない
- 残業代が出ない
- 昇給がない
ブラック企業は従業員を「安く」使います。「薄給」は、使い捨ての会社の歯車として「雇ってやっている」という経営者の意思表示です。
ブラック企業の特徴その2「研修が無いか、あっても内容が薄い」
- 社員研修が自衛隊研修
- 研修で「叫ぶ」「走る」「泣かせる」
- 研修の内容が薄い
- 宗教まがいの洗脳研修
- そもそも研修が無い
教育をしない・おろそかにする会社は、従業員を「使い捨て」と考えている証拠です。
ブラック企業の特徴その3「人間関係が最悪」
仕事において、一番切実な悩みになりうるのが「人間関係」です。
- いじめがある
- 社内不倫が横行している
- 派閥がある
- 空気がピリピリしている
こんな職場であなたは最高のパフォーマンスを発揮できますか?
ブラック企業の特徴その4「社長や上司が無能だ」
- 社長や役員の「公私混同」
- 2代目以降の社長(創業者ではない)
- 上司や先輩の性格が悪い
社長や役員の「公私混同」
会社のお金で豪遊している、社用車をプライベートで使っているなど、従業員の目に見える所で「公私混同」している社長や役員が居る会社は、大抵ブラック企業です。
2代目以降の社長(創業者ではない)
特に「家族経営」の会社はブラック企業である確率が高いです。
ただし、3代目は割と経営者として頑張る傾向があります。
が、古い考えに反発するなど、おかしな方向(無理な事業拡大など)に向かう確率もぐっと高まります。
それもこれも、2代目社長の無能さ、嫌われっぷりを目の当たりにして、「自分はああなるまい」と反面教師にしているからかもしれません。
上司や先輩の性格が悪い
「誰が見ても性格が悪い」という人はそうそう居ませんが、そんなみんなが認める「性格の悪い人」が集結している職場ってありますよね。
彼らは「ブラック企業だからこそ働けている」のかもしれません。
相乗効果で人間関係はドロドロになり、いじめが蔓延している可能性があります。
いじめがあるような会社はブラック企業以外の何ものでもありません。
ブラック企業の特徴その5「いつも求人が出ている」
常に求人が出ている企業は要注意。
常にハローワークや求人サイト、などに求人広告が出ているのは、ブラック企業の代表的な特徴です。
離職率が高く、常に人材不足なのです。
いくら成長業界だとしても、常に求人広告が出ているなんて、よほどの事情が無い限りありません。
そもそも、成長業界の求人は、エージェントや学校を通した非公開求人、または縁故で「限られた人」に応募のパスポートを渡すシステムができあがっています。
安い広告費で求人を出すような会社は「従業員も安く使いたい」と考えている企業である可能性が高いと言えます。
ブラック企業の特徴その6「ネットにブラックな情報が載る」
2ちゃんねるや爆サイといった掲示板に、内部事情が書き込まれていたりしませんか?
これは、かなり危険です。個人情報が露呈する事もよく有ります。
いわゆる便所の落書きですので、信ぴょう性に乏しいもの、無視するのが得策ですが、そこに書き込むような「人間性の低い従業員が居る」と考えるとゾッとしますね。
一度書かれてスレッド化してしまうと、芋づる式に書き込む輩が出てきて「次は私の事が書かれちゃうかも・・・」と不安と恐怖に苛まれます。
精神衛生上かなりの悪影響が。
ブラック企業の特徴その7「有能な人から辞めていく」
有能な人はベストなタイミングで辞めていきます。
「真に有能な人はブラック企業でも花開く」というのは本当でしょうか?
いいえ、ブラック企業の定義に当てはまるような企業であれば、有能な人は早急に去ります。
有能であれば、その企業の将来性を察知できるものです。
もう辞めたいと思った時が「辞めどき」
辞めたいと感じたときは、紛れもない「辞めどき」です。
ハッキリ言って、合わない仕事を長期間続けるのは心身にかなりの悪影響を及ぼします。
自分が何のために生まれてきたのか、今一度考えてみて下さい。
そうです、自分らしい幸せな人生を送り
最期のときに「我が人生に一片の悔いなし」と叫ぶためですよね。
辞めるとき修羅場になったら?脅迫まがいの引き留めに要注意
中には、辞める従業員に嫌がらせをしたり、執拗に引き止めたり、脅迫して辞めさせない企業も有ります。
しかし、それを恐れて退職できないだけなら、あらかじめ労働局や弁護士に相談してから退職の意向を伝えれば大丈夫。
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/topics/2014/_120742.html
ブラック企業の理不尽に耐える必要はありません。
忍耐は確かに社会人に大事なスキルです。
しかし、「忍耐」とは自分を壊す事ではありません。
ただ、信念を曲げないため、大切な人を守るためなど大義を持って初めて、忍耐のスキルは活かされます。
どうか、この世にたった一人の自分を大切にして下さいね。
まとめ
ここまで、新基準ブラック企業の特徴2016年版を紹介して参りましたが、あなたが知っている企業で当てはまるところはありましたか?
他にも、ブラック企業で見られる「理不尽で常識とかけ離れた風習」は沢山有ります。
そして、本当にブラックな企業というのは、外からはわかりづらいものです。
綺麗な理念を掲げていたり、立派な事務所を構えていたりと、一見ホワイト企業に見せかけ、都合の良い労働者を囲い込みます。
有名な大企業でも、ブラック企業は存在します。
三菱自動車や、シャープのような大手でも、従業員へ大きなプレッシャーを与えて不祥事を起こしたり、ずさんな経営体制で窮地に陥り、まっ先に末端の従業員を切り捨てたりするのです。
このような「トカゲの尻尾切り」をするようでは、いずれ経営不振に陥ります。悪は栄えません。しかし、しわ寄せはまず、末端の従業員に降りかかります。
その影響を受ける前に、ブラック企業と見切りをつける判断はあなたにしか出来ません。
安全にブラック企業を脱出するには、転職するか、独立起業をする道があります。万人が成功する「正解ルート」はありませんが、あなたに合った方法を見つけることはできるはずです。
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